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年末年始の北海道新幹線と特急列車の輸送実績発表。乗車率は31%に2017.01.10(火)

北海道旅客鉄道(JR北海道)では、2017年1月6日に年末年始(2016年12月28日から2017年1月5日)における、北海道新幹線と在来線特急列車の輸送実績を発表しました。

北海道新幹線が好調で乗車率31%

JR北海道が発表した年末年始の北海道新幹線の利用者数は6万100人で乗車率は31%となりました。

北海道新幹線が2016年3月に開業して始めての年末年始となったこともあり、本州から北海道へ帰省する手段として北海道新幹線の選択した方が増えたことが予想されます。

一方で、北海道観光の閑散期とされる11月は、前年同月に比べて50%増加していたことから、北海道新幹線の開業して以降、好調であることが伺えます。

在来線特急は前年同期に比べ横ばい


札幌と函館を結ぶ特急列車「スーパー北斗」(北海道函館市:筆者撮影)

一方で、JR北海道管内の在来線特急の輸送実績は、前年同期に比べ横ばいとなっており、利用者数は28万1300人となりました。

列車ごとの利用者数の内訳としては、札幌と函館を結ぶ特急列車は8万1300人で1%増加し、旭川方面の特急列車は10万6500人で2%増加しました。

札幌と帯広、釧路を結ぶ特急列車については、3万4000人となり昨年と比べると29%減少しました。同区間を運行する特急列車は2016年12月24日に記載した記事で詳しく記載していますが、石勝線と根室線の一部区間において、昨年の夏に発生した大型台風の影響で鉄橋や線路の盛り土部分が流されるなどの被害が発生した影響で一部区間を運行見合わせを行っていました。

そのため、旅客輸送の他、貨物輸送が困難になったことから、農作物が輸送できない状況となり、野菜の価格が高騰するなど、我々消費者の日常生活にも大きな影響を及ぼしました。

函館方面への旅行者が増えている

JR北海道では、年末年始の時期における旅客輸送に関しては、本州から北海道へ帰省する固定客が多いため、旅客数の増加には大きく期待できないとしていますが、函館方面への旅行者の数は確実に増えているのが現状です。

2017年1月7日付の日本経済新聞北海道地域版の記事によれば、ANAホールディングスと日本航空、エア・ドゥの航空会社3社では、東京と函館を結ぶ便について、2016年12月22日から2017年1月3日の集計期間における乗客数は5%増えていることを明らかにしています。

また、2016年11月25日に記載したようにANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)であるバニラ・エアが東京と函館間の就航を計画しています。

函館に対する観光地としての魅力が高まっていることから、年末年始を含む大型連休では、北海道新幹線と航空便ともに利用客の増加していくことに加え、観光産業の発展に期待できると言えそうです。

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