HOME > 記事一覧 > 地域ニュース > インターステラテクノロジズが2020年に人工衛星用ロケットを打ち上げ計画
インターステラテクノロジズが2020年に人工衛星用ロケットを打ち上げ計画2017.01.27(金)

北海道で宇宙産業の育成に向けて研究開発が進められています。北海道大樹町で小型ロケットを開発している「インターステラテクノロジズ」は、2020年に向けて、人工衛星を軌道に投入可能なロケットの打ち上げに向けて研究開発を進めています。

2016年11月より政府が民間企業による宇宙産業のルールが整備されるなど、民間企業による宇宙産業への参入が活発となり、道としても宇宙産業への誘致を積極的に進めるなど、新たなビジネスとして可能性が広がる宇宙産業が北海道経済発展を後押しすることになりそうです。

人工衛星ロケットを2020年に打ち上げ予定

インターステラテクノロジズは、北海道大樹町で民間企業としてロケット開発を行っており、2020年に人工衛星を投入可能なロケットを打ち上げる計画を明らかにしています。

現在、打ち上げに向けて研究開発が進められている他、ロケットの打ち上げに必要な資金の調達も今年の春を目処に数十億円規模の増資を予定しています。

今回開発しているロケットは、高度500メートルより高い軌道に、人工衛星を投入可能なロケットで、前項が20メートル、重量は20トンとなります。

民間企業による人工衛星事業への本格参入として注目


http://www.istellartech.com/

日本国内では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、人工衛星への打ち上げ事業を独占して行っていましたが、宇宙開発の技術が進歩したことなどから、2016年11月に「宇宙活動法」が成立したことで、民間企業が宇宙開発への事業参入に対するルールが整備されました。

今回、インターステラテクノロジズが2020年を目処に人工衛星ロケットを打ち上げができれば、人工衛星事業への民間企業として本格的に参入する企業となります。

人工衛星を開発して打ち上げるのは、今まで一般的に行われていた小型ロケットを飛ばすことに比べると多額な費用が発生する他、打ち上げの時期を見極める必要がありましたが、民間企業による参入が増えることで、宇宙産業の育成されることで、低価格で打ち上げが可能になる他、産業の活性化につながることに期待できます。

北海道では宇宙産業の誘致を進める

インターステラテクノロジズが人工衛星ロケットの打ち上げに向けて開発を進める中、道としても宇宙産業の誘致に本腰を入れています。

2016年1月21日に公開した記事「北海道が宇宙産業の中心に!道内における航空宇宙分野への研究開発状況」で記載しましたが、2015年11月に、新たな成長産業への政策として「航空宇宙分野の研究・開発・実験の誘致」が盛り込まれました。

道内では、インターステラテクノロジズの他、植松電機が従来の小型ロケットに比べて10分の1以下のコストでカムイロケットの開発を進めており、人工衛星の開発にも着手しています。

さらに、インターステラテクノロジズでは植松電機と協力してエンジン開発を進めており、2011年3月27日に北海道宇宙科学技術創成センターで小型ロケットである「はるいちばん」、同年7月23日には「なつまつり」を打ち上げました。

関連記事