北海道で2018年9月6日に発生した地震により、観光客が減少したことでこれからの秋の行楽シーズンに向けて観光客を呼び戻そうと各企業や公共団体が割引策やキャンペーンを相次いで実施しています。
道内で行われる割引策やキャンペーンをまとめてみました。
日本新三大夜景都市に選ばれたことで夜景を楽しむ旅行商品を販売
2018年10月9日の記事で記載しましたが、札幌市は夜景観光コンベンション・ビューローが実施した日本新三大夜景都市として、札幌市は長崎市についで2位を獲得しました。日本新三大夜景都市に選ばれたことをきっかけに、地震からの復興につなげようと夜景を売りにした旅行商品「札幌よくばり夜景旅」を各旅行会社で行っています。
札幌よくばり夜景旅は、札幌プリンスホテルの28階スカイラウンジよりカクテルを飲みながら夜景を楽しめる他、朝食時は札幌市内を一望しながら北海道産の食材をふんだんに取り入れた朝食ビュッフェを楽しむことができます。
また、札幌市内飲食店で使えるクーポンの他、夜景スポットを案内する有料の周遊バスの利用もできるプランも用意しており、札幌市の夜景を思う存分に楽しめるプランとなっています。
インフルエンサーを活用し道内の魅力を発信!
道内の観光の魅力を発信し、観光客誘致の取り組みの一環としてインフルエンサーを活用する動きも見られます。
インフルエンサーは、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物でインターネットの動画配信や投稿により、多くの人々を引きつけることで、大きな効果をもたらすことが期待でき、企業でもインフルエンサーを活用したマーケティング事例も増えています。
中国のネット旅行大手「シートリップ」は、道と北海道観光振興機構と提携し中国からインフルエンサーを呼び道内の観光スポットの魅力と安全性をライブ配信を行い、訪日観光客の呼び込みに力を入れます。
道内3エリアの高速道路が定額で乗り放題!
NEXCO東日本では、道内3エリアの高速道路が定額で乗り放題となるキャンペーンを2019年4月1日まで実施します。高速道路利用前にETCで道東、道北、道南のうち一方面を選び、ETCカード番号を登録しておくことで、当日高速道路を通る際の料金所のETCレーンを通過すると定額で利用可能となります。
定額で乗り放題となるのは連続する2~3日間で、普通車であれば5,600円から6,600円で利用できます。
航空、鉄道各社も北海道路線で割引運賃を提供
航空と鉄道各社も北海道方面への路線で割引運賃の提供を始めています。2018年10月2日の記事でも詳しく記載していますが、ANAとJALでは東京(羽田)~札幌(新千歳)までの片道運賃を最低6,400円で利用できる割引運賃を設定しました。
JR東日本では東北・北海道新幹線で本州から函館北斗駅までのはやぶさ号を対象に2018年11月4日までの期間限定でお先にトクだ値スペシャルとして50%割引で乗車が可能となっています。