都会に住んでいる人なら、まず水道の水をT直接飲むなんて真似はしませんよね?
あのカルキ臭さや塩素の味があまりに不味いので、田舎から出てきた人にとっては都会が嫌になってしまう原因の一つかもしれません。
かといって、家に浄水器を付けたくても値段が高くて若い頃にはとても手が出ませんよね。
しかし、浄水器が無くても水道水を美味しく飲めるとしたら?
今回は、そんな魔法の様なテクニックをご紹介します。
水道水が不味い原因は?
水道水のまずさは『カルキ臭い』と表現される事が多いです。
カルキとは、元々は石灰水を指す言葉でしたが、現在は次亜塩素酸カルシウムを指します。
かつては水を殺菌消毒する際にこのカルキを水に溶かして塩素を発生させ、直接消毒をしていました。
恐らくある程度の年齢の方なら、夏場のプールなどに白い塊を投げ入れるのを見た事があるでしょう。まさしくあれは石灰の塊=カルキであり、あのプールの水の独特の匂いを『カルキ臭い』と呼んでいたのです。
しかし、現在ではカルキを使用せず、塩素を直接水に混ぜているので、水道水のまずさを表現するには『塩素臭い』と言うのが正しいです。
水道水は振って冷やせば美味しくなる
水に含まれた塩素は振動を加える事で水と分離し、空気中に逃げていく性質があります。
これを利用して、ペットボトルに水道水を入れて振ったり、ミキサーに水を入れて混ぜるだけで、所謂『カルキ』臭さが抜けて美味しい水に仕上がるのです。
さらにこの水を冷やすとより一層カルキ臭さが押さえられるので、振った水はそのまま冷蔵庫に冷やしておきましょう。
水を冷やす時にはレモンか炭を使う
水を冷やす時に『レモン』か『炭』を水に入れるだけで、さらにカルキ臭さが気にならなくなります。
レモンは酸味によって水の塩素臭さを中和させるので、水道水を冷やす前に切って入れれば簡単に匂いを消す事が出来ます。
炭は塩素を吸収し、代わりに炭に含まれるミネラルを出すという性質があるので、カルキ臭さを消すだけではなく、水そのものを美味しく作り変えてしまいます。
カルキ抜きは煮沸がベスト
昔から言われているカルキ抜きの方法といえば煮沸に他なりません。
鍋ややかんに水を入れて沸騰させる事で、水の中の塩素が蒸発して外へと逃げて行きます。
ただ、そのまま沸騰させていると水分も逃げてしまうので、一度沸騰したらすぐに火を止め、蓋をあけた状態で5分ほど放置しておきましょう。
塩素を抜いた水は早めに飲む
カルキ臭くてたまらない水道水ですが、この塩素を抜いてしまうと水はあっというまに腐りはじめてしまいます。
一般的にはカルキを抜いた水は3日程度で悪くなってしまうので注意が必要です。
まとめ
・水をペットボトルに入れて振ると塩素が抜ける
・煮沸してから蓋を開けて置いておくと塩素が抜ける
・水道水を冷やすだけでカルキ臭さが気にならなくなる
・レモンを入れると匂いが気にならなくなる
・炭を入れると塩素を吸収し、ミネラルを排出してくれる。
・塩素を抜いた水は3日以内に消費する
水は命の源という言葉もありますが。これで貴方の家の水もあっという間に美味しくなって、毎日の生活に活力が戻るかもしれませんね。
ただ、こうした方法でも水の匂いや味が気になるようであれば、それは塩素ではなくて水道管の問題かもしれませんので、あまりにも水道水が不味い場合には、管理会社などに電話して水質の調査を依頼するのも良いでしょう。
これまでの裏テクをやってみて、やっぱり不味い時は、ウォーターサーバーの設置も考えたほうがいいかもしれません。
ウォーターサーバーがあればいつでもおいしいお水とお湯が使えます!
コストパフォーマンスが良いサーバーも多いので、レモンや炭を買い続けるよりオトクかもしれませんね!