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外資系ホテルの進出が相次ぐニセコ経済の動向とは?2016.09.23(金)

ニセコ地区では外国人観光客を中心にスキーリゾートの人気が高まっていることから、外資系ホテルの進出が相次いでいます。この様な状況から、ニセコ地区の経済的効果も数値として現れつつあります。

外資系ホテルの進出状況

ニセコ町は、オーストラリア人のスキーヤーの口コミをきっかけに雪質の良さが世界的に広まったことで、スキーリゾート地として外国人の間で人気が高まっています。年間で約150万人の観光客がニセコ町に訪れていることに加え、定住人口が増加しており、とりわけ外国人による定住人口が増えています。

この様な状況から、ニセコ町では外資系ホテルの進出が相次いでいます。2015年11月29日の記事で紹介した様に、ハイアットホテルアンドリゾーツが2019年を目処に「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」を開業することを明らかにしています。さらに、米マリオット・インターナショナルの高級ホテルである「ザ・リッツ・カールトン」やマレーシアの複合企業であるYTL傘下の「YTLホテルズ」が2020年までに富裕層向けの宿泊施設を建設することを明らかにしています。

また、カナダの高級ホテルチェーンである「フォーシーズンズホテル」がニセコへの進出を検討しているなど、外国資本による先行投資が相次いでいます。

ニセコ地区の地価上昇率は全国で1位へ

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外資系ホテルが相次いで進出する中で、ニセコ地区の地価上昇率も上がっています。

日本経済新聞北海道地域版が2016年9月21日に報じた情報によると、ニセコ地区の倶知安町樺山では外資系ホテルの進出が追い風となり、住宅地で27.3%上昇と、全国の中でも上昇率1位となりました。

倶知安町旭の林地の地価上昇率は23.8%、ニセコ町宮田の林地は10.0%と上昇しており、将来の開発を見据えたことで、林地の中でもこれまでに見られない上昇率を記録しています。

北海道のその他の地区でも地価の上昇しており、札幌や釧路、帯広など人口10万人以上の都市で平均変動率プラスに推移しています。

有効求人倍率も増加し求人が増加

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ニセコ地区の外資系ホテル進出が相次ぐ中で、求人も増えています。日本経済新聞の2016年9月13日付の朝刊によれば、ニセコ地区の求人倍率は2.34倍となっており、道内平均求人倍率である0.99倍を大きく上回る数値となっています。

外国人観光客が増加していることに加え、ホテルの進出も相次いでいることから、ハイクラスなサービススキルを有し、語学に堪能な人材が求められており、道内の他、道外からも優秀な人材を確保する動きが見られます。

人材サービス業を提供するキャリアバンクはJR倶知安駅近辺にニセコの人材紹介に特化した拠点(オフィス)を開設することを明らかにしており、首都圏など道外で勤務している転職希望者に対し、転職支援サービスを実施する方針です。

サービス開始当初はホテル出身者を中心に転職者を募り、今後、ニセコ地区の観光産業が多様化することに合わせ経理や広報など様々な業種から転職希望者を募っていきたいとしており、首都圏からのUターン・Iターン需要と合わせて、優秀な人材を確保していく狙いです。

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