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カルビーが「フルグラ」の需要拡大に伴い千歳工場を拡充!2016.12.20(火)

カルビーは、2016年12月20日に同社のシリアル商品である「フルグラ」の増産に対応するため、北海道千歳市の千歳工場に新建屋を建設し、増産ラインを新設することを明らかにしています。

「フルグラ」とは?

フルグラとは、カルビーが製造・販売しているシリアル商品で、麦や玄米、穀物加工品、ナッツ類を蜂蜜やシロップなどを混ぜ固めて焼き上げた「グラノーラ」です。

カルビーのフルグラ商品ページによると、フルグラ一食分(約50グラム)で、バナナ4本に相当する食物繊維を摂取できる他、ほうれん草の約10倍の鉄分を摂取できるとしており、現代人の食生活で不足しがちな食物繊維と鉄分を豊富に摂取できるのが特徴です。

また、シリアルは牛乳もしくはヨーグルトをかけて食べることが一般的ですが、牛乳200ミリリットルをかけて食べた場合、カルシウムが67%、ビタミンAが51%、ビタミンB群が約40~65%と、1食でバランスよく栄養を補給できます。

グラノーラの市場は今後更なる拡大が予想

日本では、昔から白米と味噌汁を組み合わせた朝食が長年主流となっていましたが、戦後、高度経済成長など欧米の文化が流入したことにより、パン食が朝食として食べられるようになりましたが、その変化も変わってきており、シリアルを食べる習慣が根付いている欧米と同様に、日本においてもシリアルの需要が増えています。

パン食は短時間で食事をできることから拡大傾向にありましたが、共働き世帯が拡大するなど朝食にかける時間を更に短縮するニーズが高まっていることや、糖質や脂質を抑えるなど健康志向の強まりなどから、手軽に短時間で多くの栄養素を摂取できるシリアル商品の人気が高くなっています。

日本経済新聞2016年12月20日付の朝刊記事によると、「グラノーラを含むシリアル製品の16年の国内市場規模は15年比26%増の754億円となる見込み。20年には1170億円と15年比で約2倍に膨らむと予測する。」としており、シリアル商品市場は今後もますます伸びることがわかります。

設備投資額は約20億円規模。来年2月より北海道工場へ名称変更

グラノーラの需要増を受けて、カルビーではフルグラの増産に対応すべく、北海道千歳市にあるカルビー千歳工場に新棟を建設し、フルグラの製造ラインを新設します。

今回の設備投資額は約20億円規模となり、新ラインが稼働後、カルビー全体におけるフルグラの年間総生産額は約380億円を見積もっています。新ラインの稼働時期は2017年8月を予定しています。

現在、カルビー千歳工場では、2016年8月30日の記事で記載しましたが、同社の主力商品であるポテトチップスを生産していますが、人手不足などで他の工場での増産対応にも限界がある中で、千歳工場でもフルグラの増産に対応することで、北海道の中心となる総合工場しての役割も強まることから、来年2月より工場名称を「北海道工場」へと変更することも明らかにしました。

同社では、スナック菓子である「じゃかりこ」増産に続き、「フルグラ」増産を行うことで更なる事業拡大が望めます。2017年3月の連続決算での予想売上高は2620億円で、前年同期2461億円を上回る予想となっており、同社の成長が北海道の雇用を生み出す他、北海道経済の活性化につながることに期待できます。

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