11月10日から11日の2日間で道内最大級の展示商談会である「北海道技術・ビジネス交流会(ビジネスEXPO)」が、札幌市内の「アクセスサッポロ」で開催されました。
2015年10月29日付の記事で紹介した「ビジネスEXPO2015」に引き続き、今年は30回目の開催となります。前回の開催では367社が出典し、20665名の来場者がありました。
「繋がる!北海道新時代~aggressiveに突き進め!~」をテーマにロボットやITに注目!
今年開催するビジネスEXPO2016は「繋がる!北海道新時代~aggressiveに突き進め!~」をテーマに、「ヒト・モノ・カネ」に「情報」を加え、より積極的にこれらの要素を集め、それぞれの強みをアピールし交流を行うことで、シナジー効果を生み出しアイデアの創出や、新たな販路の拡大、事業発展を推し進めていくことを目標としました。
今年は、ロボットやITに注目があつまり、近い将来IoTや人工知能などあらゆるものがネットワークに接続され、遠隔で操作が可能になる他、人工知能を駆使したロボットを導入することが予想される中、多くの企業がアイデアを展示しました。
また、トヨタ自動車の燃料電池自動車である「MIRAI」など水素関連技術を集めた新コーナーを設け、新たなエネルギーの開発など未来志向の展示商談会となりました。
ビジネスEXPO2016で注目を浴びた企業
今回のビジネスEXPOで最も注目された企業としては、自動機器を製造しているASCe(アスク)(札幌市白石区)が展示した注射針なしで食品に調味液を高圧力で噴射して注入できる装置を展示しました。同社では、電子デバイス製造や自動車部品製造、食品加工工場、影響製品製造など、工場業務の省力化や自動化を提案する各装置を開発しており、北海道のみならず全国の製造業の製造現場で幅広く納入実績があります。
システム開発を行っている株式会社ウイン・コンサル(札幌市中央区)は、ビル内のトイレの使用状況をセンサーで管理し、使用状況をモニターに表示することで、利用者は開いているトイレの利用を促すシステム「tomole」を展示しました。同社では、金融分野を中心に、銀行・保険・クレジットITソリューションの開発や、一般企業や小売店、製造業向けの販売管理システム、在庫管理システム、POS管理システム運輸向けにチケットレス予約システムなど、金融を中心に企業向けのシステム開発に強みを持っています。
株式会社ソーシャルの関連会社「株式会社ツヨシオカ」も出展!
バスロケーションシステム「ち~なび」
株式会社ソーシャルの関連会社である株式会社ツヨシオカもビジネスEXPO2016に出展しました。
同社が2016年10月1日にリリースした産学官の共同研究で開発を行ったバスロケーションシステムである「ち~なび」や電話着信管理クラウドシステムである「コルメ」の展示を行いました。
バスロケーションシステム「ち~なび」は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で北海道千歳市で運行している「千歳相互観光バス」の運行状況が確認できます。ブラウザさえあれば地図上で現在のバスの位置が確認できる他、バス路線を選択することで、対象路線とバス停と車両の位置が把握できます。また、車両をタップすることで遅延情報なども確認可能です。