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2019年1月時点の道内人口は526万人に、人口動態調査結果を発表2019.07.10(水)

総務省は2019年1月1日時点における人口動態調査において北海道人口の調査結果を発表しました。2019年度は道内に暮らす日本人人口は526万8352人となり、昨年に比べ3万9461人(0.74%)減少となりました。一方で、外国人の人口は3万6061人(13.7%)増加となりました。人口減少は今回の調査において全国最大となっており、人口減少を食い止めるための施策が急務となっています。

道内人口は526万8352人で、昨年比3万9461人(0.74%)減少

総務省が2018年7月10日に発表した、人口動態調査結果において、北海道の日本人人口は2019年1月1日時点で526万8352人となり、昨年に比べ3万9561人減少となりました。

昨年の2018年は2018年7月18日の記事にて紹介していますが、道内の日本人人口は530万7813人となっていました。道内人口は1998年569万人とピークだった頃に比べ、約40万人ほど人口が減少を続けており、政府と道が連携し人口減少を食い止めるための施策を検討し実施することが急務となっています。

2019年度の道内の日本人世帯数は274万9630世帯で、1世帯あたりの構成人数は1.91人となりました。

外国人人口は3万6061人と昨年に比べ13.7%増加

道内は日本人人口は減少をしていますが、近年では外国人人口は増加傾向となっています。2019年度における外国人人口はと3万6061人になり、昨年に比べ4335人となり13.7%増加しました。

近年では外国人観光客が日本を訪れるケースも増えていることに加え、人手不足などにより外国人労働者を活用する企業も増えていることから外国人が日本に住むというケースは増えつつあることが伺えます。

特に、外国人人口が増えた地域としては、ニセコ地区の倶知安町が407人増と一番となりました。リゾート地トマムがある占冠村についても増加率が4.0%となり、外国人観光客が多く訪れる地域での人口増加が目立っています。

外国人のみで構成される世帯数は26,420世帯で、1世帯あたりの構成人数は1.36人となります。

道内の人口減少要因は自然減で全国の中でも最多

道内人口が減少している要因として多くを占めているのが、出生数より死亡数が多い「自然減」となっています。自然減は3万1473人と全国の中でも最多となっています。

一方で、就学が就労などを目的に道内から他県などに転出する社会減は7988人となっています。ただし、こちらも全国の中でも最多となっており、昨年の2018年に引き続き、全国の中でも割合が高い結果となっています。

人口減少は長期的に見ると経済の衰退にもつながることから、政府と道は人口減少を食い止めるべく出生数を上げる施策に取り組む必要があります。子育て支援制度を整備する他、民間企業においても子育てと仕事が両立しやすい制度の確立、また、働く場所の確保として事業所や工場の進出などを道と連携して後押しする必要があります。

さらに、外国人の活用も視野に入れ、外国人の移住制度や住居環境など生活支援制度、雇用などの制度の確立も強化すべきであると考えられます。

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