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北海道の景気は3期連続で改善!2017年9月度日銀短観発表2017.10.10(火)

日本銀行札幌支店は2017年9月度の北海道内における、企業短期経済観測調査(短観)を実施しその結果を発表しました。

2017年9月度の業況判断指数(DI)は、「プラス14」となり、2017年6月度のプラス11より3ポイント上回り、3期連続で改善しました。今期は昨年夏に襲った台風被害による復旧工事や海外需要などによる輸出が大きく貢献したとしています。

道内企業479社から回答を集め、回答率は99.2%


全産業業況判断推移(日銀札幌支店のデータを元に筆者作成)

今回、日銀札幌支店が実施した短観は、2017年8月29日~2017年9月29日に実施し道内企業479社から回答が得られました。その内、非製造業は365社、製造業は114社となっています。回答率は99.2%で、前期に比べるとわずか0.4%下がっています。

業況判断指数(DI)は、景況感が「良い」と回答した数から、「悪い」と回答した数の割合を差し引いた値です。今期は「プラス14」となり、前期のプラス11より3ポイントプラスになっています。

非製造業はプラス13で建設業と物品賃貸業が牽引


非製造業業況判断推移(日銀札幌支店のデータを元に筆者作成)

非製造業のみを対象とした業況判断指数(DI)は、全体で「プラス13となり、前期のプラス11より2ポイントプラスになりました。

今期も前期に引き続き、建設業と物品賃貸業が牽引した形となっています。建設業は「プラス27」で昨年より3ポイントプラス、物品賃貸業は「プラス67」で、昨年より21ポイントプラスになり、大幅に改善しています。

昨年夏の普及工事による需要で建設業が引き続き伸びています。物品賃貸業は普及工事による建機のレンタル需要が増えた他、乗用車やバスといった訪日外国人観光客の増加で、観光需要に特化したレンタルサービスが増えたとしています。

製造業はプラス15で金属製品が大幅改善


製造業業況判断推移(日銀札幌支店のデータを元に筆者作成)

製造業のみを対象とした業況判断指数(DI)は、全体で「プラス15となり、前期より2ポイントプラスとなりました。

今期は金属製品が大幅に改善しており、今期は「プラス40」となり、前期に比べ20ポイントプラスになっています。こちらも、復旧工事に伴う、金属製品の需要が増えたことが影響していると考えられます。

また、近年人手不足が指摘される中で、「汎用・生産用・業務用機械」は前期くらべわずか7ポイントマイナスとなり、今期は「プラス43」となりました。今後も人手を補う目的で機会の導入は進むものと考えられ、同水準を維持すると思われます。

雇用人員判断(DI)は「マイナス40」と人手不足がますます深刻

雇用人員判断(DI)は、人員が「過剰」と回答した数と「不足」と回答した数の割合を差し引いた値は「マイナス40」となり、前期に比べ5ポイントマイナスとなりました。特に、非製造業において人手不足が深刻な状況となっており、今期は「マイナス43」となっています。

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