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中国配車大手滴滴(DiDi)が道内でタクシー配車サービスを21日より開始!2019.06.25(火)

中国国内で配車アプリを展開している滴滴が道内においてタクシー配車サービスを2019年6月21日より開始しました。ソフトバンクと共同出資でDiDiモビリティジャパンを立ち上げ、スマートフォンのアプリを使って簡単にタクシーを呼ぶことが可能になります。

札幌市、函館市、富良野市でDiDiの配車サービスを開始!

中国配車大手である滴滴は、大阪府と東京都、京都府、兵庫県に続いて北海道内でサービスを開始します。滴滴はソフトバンクの投資ファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資しており、国内ではソフトバンクと共同出資で「DiDiモビリティジャパン」を立ち上げサービスを開始します。

中国人を含む訪日観光客が多い都市である札幌市と函館市、富良野市の3都市でサービスを開始します。タクシー会社は大手の第一交通産業グループの札幌第一交通、江別ハイヤー株式会社、平岸ハイヤー株式会社と連携して車両を確保する方針です。

また、サービス開始キャンペーンとして、期間中の金曜日および土曜日において、DiDiの配車アプリを利用して乗車した場合、初乗り運賃(札幌:670円、函館:550円、富良野:610円)を割り引くキャンペーンを実施しています。

2019年度内に13地域にサービス提供エリアを拡大予定

滴滴は、2018年に日本国内で最初のサービスを大阪市で開始しました。その後、2019年4月に東京都、京都府、5月に兵庫県とサービス展開エリアを広げています。

6月は、今回の北海道に加え、福岡県でもサービスを展開する予定で、今年度内に13地域へとサービス提供エリアを拡大させていきたいとしています。

滴滴は中国で5億人以上が利用する配車アプリ

滴滴は、日本国内ではあまり馴染みが無いものの、中国では5億人以上が利用している配車アプリとなっており、巨大な交通プラットフォームとして成長しています。

日本国内では、タクシーを利用する場合、料金が高額になることから、頻繁に利用される機会は少ないのが現状ですが、中国では日本ほど料金は高額ではなく、街中を気軽に移動できる交通手段として利用されています。ただし、都市部や天候など状況によってはなかなかタクシーが捕まらないことも多いことや、目的地によっては乗車拒否ということも珍しくありません。

それを解決する手段として、配車アプリ上で現在地から目的地を入力することで、空きがあるタクシーを効率良く捕まえられるサービスとして重宝されています。

将来的には異なる交通手段とも連携した交通プラットフォーム「MaaS(マース)」など着目される中、他の交通手段との連携など今後のさらなる展開にも注目したいところです。

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