国の重要文化財に指定されている札幌市時計台が、改修工事により2018年6月1日から10月31日までの間休館することを札幌市が明らかにしています。
同期間中は、改修により足場などが組まれるため外観と内装を楽しむことができなくなりますので、同期間中に観光で訪れた際には、あらかじめ留意しておく必要があります。しかしながら、改修工事中の期間も時計台の鐘は鳴らす方針であるとしており、鐘の音を楽しむことはできそうです。
札幌市時計台は20年ぶりの改修へ
札幌市時計台は2018年6月1日から10月31日まで外壁塗装や劣化部分の取替など、外装を中心に改修工事を行います。
札幌市によると、1995年から1998年に実施した大規模な改修工事より約20年ぶりの工事になるとしています。
また、工事の期間は工事の進捗や状況などによって変動する場合があるとしており、最新の札幌市時計台の観光案内については札幌市時計台のホームページを事前にご覧頂いたほうが良さそうです。
札幌市時計台は旧札幌農学校の演武場として建設された
札幌市時計台は、現在は国の重要文化財に指定され札幌市の観光名所にもなっていますが、元々は旧札幌農学校の演武場として1878年に建設されました。
当時時計台は、同校の初代教授であったクラーク博士の構想に基づいて、その後継者であるホイーラ教頭によって基本構想図が作られました。この基本酵素図を元に、建築技術者であった安達喜幸氏の設計と監督に基づいて建設されました。
時計台は木造2階建てで、1階部分が研究室や講義室、展示室などが設けられ、2階部分には演武場として大人数を収納できる中央講堂として、入学式や卒業式の他、兵式訓練や体育の授業などに使われたとしています。
札幌市時計台の入館料は200円、2階ホールでは音楽会なども開催!
札幌時計台内部(出展:一般社団法人札幌観光協会)
札幌市時計台の改修工事期間以外であれば、外観だけではなく建物の中に入って内装などを楽しむことができます。入館料は大人200円、小中学生と高校生は無料、20人以上の団体は180円となっています。
開館時間は8時45分から17時10分までで、休館日は年始の1月1日から1月3日となっています。
また、2階のホールでは多くの団体による音楽会や演奏会、上映会なども開催されており、手頃な値段で多くの音楽など文化に触れてを楽しむこともできます。詳しいイベントスケジュールについては、札幌市時計台の「時計台ホール利用状況」にて確認できます。