北海道は全国の百貨店で開催される北海道物産展で利用可能なプレミアム商品券を発行することを明らかにしています。新型コロナウイルスの影響で、催事が中止されるなどで売上が落ち込む中、商品券の発行で早期復調を支援していきます。
全国の百貨店の北海道物産展で5,000円で7,000円分の買い物が可能
北海道が発行するプレミアム商品券は、全国の百貨店で開催される北海道物産展での買い物で利用可能で、商品券5,000円の支払いで7,000円分の買い物が可能になります。北海道が、2,000円部分の負担を行い、物産展に出店している業者を支援します。
新型コロナウイルスの感染症拡大により、感染拡大防止の観点から百貨店での催事の中止が相次いだことから、北海道の食品業者にとっても道外での販路も限定的となり売上が伸び悩む中、道が商品券を発行することで、経営回復と地元産業の早期復調を支援します。
今回の発行総額は10億5,000万円で、発行部数は15万冊を想定しています。期間は2020年9月10日から2021年2月12日までとなります。
販売は、後述している全国の百貨店で催事が開催されるときに販売が行われ、5,000円で1,000円の商品券7枚を提供します。一人あたり10冊まで購入可能です。
全国の高島屋やそごう・西武など大手百貨店から道内百貨店でも利用可能
東武百貨店池袋店
北海道物産展で利用可能なプレミアム商品券は、高島屋やそごう・西武、東武百貨店、京成百貨店、名鉄百貨店とった大手百貨店から、道内の百貨店、地方の百貨店で催事が開催される時に利用することができます。
高島屋では、日本橋店、柏店、横浜店、大阪店、京都店、伊予鉄高島屋(松山市)そごう・西武では、そごう千葉店、そごう横浜店、そごう大宮店、そごう広島店、東武百貨店では池袋店と船橋店、京成百貨店では水戸京成百貨店、名鉄百貨店では本店(名古屋市)と金沢名鉄丸越百貨店で開催予定の北海道物産展で利用できます。
地方の百貨店は、川徳百貨店(盛岡市)、藤崎百貨店(仙台市)、丸広百貨店川越店、天満屋岡山本店、天満屋福山店、井筒屋本店(北九州市)、浜屋百貨店(長崎市)、宮崎山形屋、鹿児島山形屋で催事を予定しています。
道内の百貨店でも商品券を提供し、丸井今井札幌の他、藤丸百貨店(帯広市)でも催事を予定しています。
百貨店の催事は日時が決められていますので、事前に百貨店各社のホームページをご確認の上、お出かけをおすすめします。
百貨店以外では、全国の北海道どさんこプラザ(札幌店、仙台店、さいたま新都心店、吉祥寺店、池袋店、有楽町店、名古屋店)でも利用可能としています。
新型コロナウイルス落ち込んだ百貨店の経営と道食品産業の復調に期待
新型コロナウイルスの感染症拡大防止の観点から、全国の百貨店で営業縮小もしくは自粛されるなどで、経営に大きな影響を及ぼしている中、北海道物産展の開催による商品券配布により経営回復にもつながることが期待できます。
北海道物産展は百貨店において人気が高い催事であることから、北海道の旬の食材を求めて多くの方が買い物を訪れており、催事の開催期間中の売上高は数億円規模に達することもあるなど、百貨店の経営にはプラス効果があったとされています。
また、道の食品産業にとっても販路が縮小される中、インターネット通販などで販路を拡大してきましたが、今回、道が主体となって物産展を支援することにより、新たな顧客の開拓などの効果も期待できるなど、道食品産業にとっても販路拡大の期待もできそうです。