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北海道初の世界文化遺産の登録が実現か?「北海道・北東北の縄文遺跡群」が推奨決定2019.12.24(火)

北海道と青森、岩手、秋田各県にまたがる縄文時代の遺跡群である「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録に向けて動いていましたが、2019年12月20日に政府が推奨を閣議了解したことを明らかにしました。道は2021年の世界文化遺産の登録に向けて動いており、審査が通過し無事に登録となれば道で始めて世界文化遺産が登録されることになります。

北海道・北東北の縄文遺跡群とは?

北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道と津軽海峡を挟んで青森、岩手、秋田の北東北地方を中心に縄文時代の人々の生活をしていた跡を示した遺跡群で、1万年前以上から人々が生活していたことを示す貴重な遺産として、現代にも当時の歴史を伝えています。

特に、知名度が高いのは、青森県にある三内丸山遺跡で、当時の人々の生活の様子が詳細にわかる遺跡で、竪穴式住居の他、お墓、ゴミ捨て場、道路、土器類といった、当時使われていたであろう建物の跡や道具類の多くが出土しています。

現在では、当時の建物は復元して建設されていますが、三内丸山遺跡センターで当時使われていた出土品などを見学することが可能です。

2021年の世界文化遺産の正式登録を目指す

今回、世界文化遺産への登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、2021年の世界文化遺産の正式登録に向けて、ユネスコの審査を行うことになります。

今回は、日本政府から了承を得られた段階であり、これからはユネスコ相手に世界へこの縄文時代の遺跡群の価値をプレゼンしていく必要があります。

北海道知事の鈴木直道氏は政府から了承を得られたことについて「縄文遺跡群が人類史上極めてまれな先史文化を現代に伝える物証として高い価値が認められた」としています。

今回の遺跡群の中において推奨対象としては、前述した三内丸山遺跡を始めとする17遺跡が対象となります。各対象遺跡の詳細については「北海道・北東北の縄文遺跡群」の公式ホームページを御覧ください。

観光客の呼び込みと世界へ日本の歴史を発信する好機となる

北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産の登録に向けて動いている中、今後期待されることとしては、世界的な知名度が向上することとなり、国内のみならず世界各国から観光客が訪れることにも期待できると言えます。そのため、観光客の流入によって観光業をはじめ地域経済の活性化にもつながることが期待できます。

また、約1万年前の日本における縄文時代の歴史を世界に発信する好機にもなり、日本という国を原点に振り返って、歴史を発信することが可能となり、世界の多くの人々に日本についてより深く理解してもらうきっかけになることに期待したいところです。

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