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道内バス事業者3社が運賃の支払いに電子マネー「WAON」を導入!2018.05.08(火)

道内のバス事業者3社(十勝バス、くしろバス、阿寒バス)は、乗車運賃の支払いにイオンの電子マネー「WAON」を導入することを明らかにしています。

3社はこれまで交通系ICカードを含め、IC乗車券は未導入でしたが、普段の買い物に使っている電子マネーを支払手段とすることで、買い物利用を含め、バス利用客の取り込みとサービス向上を目指します。

WAON決済の導入でバス事業者3社はイオンと提携

道内バス事業者3社は、運賃の支払い手段にWAONを導入するにあたり、WAONサービスを展開しているイオンと提携してサービスを展開していきます。

WAONは、イオングループを始めとして店舗での買い物の決済手段として導入しているICカードで、買い物をするたびにポイントが付与されることから、多くの消費者で決済とポイントカードを兼用する形で利用が広がっています。

イオンは、これまで千葉県のJR海浜幕張駅と幕張新都心を結ぶバス路線でWAON決済を導入経験がありますが、今回のバス事業者3社で運賃の支払い手段として導入することで、用途の多角化に乗り出すものと考えられます。

十勝バスとくしろバスが一部路線で5月21日よりサービス開始

WAONによる運賃決済サービスは、まず十勝バスとくしろバスが5月21日より、定額運賃の一部路線でサービスを開始します。

十勝バスの対象路線は、西地区コミュニティー路線で、運賃は200円均一となっており、定額運賃路線からサービスを開始します。その後、順次多区間運賃路線においても拡大していく方針です。

くしろバスは、釧路駅前から市内を循環する210円均一のたんぼく循環線で導入を行います。その後、多区間運賃路線であるイオン釧路線で導入していく方針です。

阿寒バスについては、今年秋からの導入を予定しており、リフレ線と高専まりも線、鶴野ニュータウン線で導入を計画しています。

ポイントサービスも実施、買い物との相互効果期待

バス事業者3社は、WAONでの運賃決済サービスの導入において、イオンのWAONポイントもわせて付与します。

特に、地方ではイオンが地域のショッピングスポットとしての中核を担っている場合も多く、イオンに買い物に行くときは、ポイントが付与されるバスを利用したいというニーズが増えていくことも期待できます。バス事業者にとってバス利用が増えることに期待できると共に、イオンとバス事業者との間で、買い物との相互効果が見込めると言えそうです。

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