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日本ハムファイターズの新球場の候補地は真駒内公園が有力に!2017.11.14(火)

日本ハムグループは、同社が保有している球団「日本ハムファイターズ」の新球場の建設を巡り、真駒内公園が有力候補地として計画していることが明らかになっています。同社では札幌市やその周辺を含めて4箇所の候補地を掲げていましたが、札幌市の中心部から近く、交通アクセスも良好なことから有力候補地として上がったと考えられます。

新球場は4箇所が候補地として上がる

日本ハムグループが新球場を建設している背景としては、同球団は現在、札幌ドームを拠点としていましたが、札幌ドームは札幌市が出資する第三セクターが運営していることから、基本使用料を含め球団で得た収益から膨大な経費を第三セクターに支払う必要があることが課題となっていました。新球場の建設で独自で球場を運営することで、収益を改善させていく狙いがあると言えます。

新球場の候補地としては、今回の真駒内公園の他に、北広島市のきたひろしま総合運動公園、北海道大学構内、道立産業共進会場跡地の4箇所が上がっていました。

北海道大学構内と道立産業共進会場は、十分な面積を確保できないことや利害関係からの反対などで断念したとしています。一方でもう一つの有力候補地として上がっている「きたしろしま総合運動公園」は、札幌市中心部よりやや距離があることが課題となっていることから、現在の有力候補として真駒内公園が上がっています。

球場だけではなく商業施設も兼ね備えた「ボールパーク」構想を掲げる


さっぽろ羊ヶ丘展望台から眺める札幌ドーム(出展:一般社団法人札幌観光協会

同社が掲げる新球場は、単なる球場としての機能だけではなく、商業施設や飲食店などを誘致し米大リーグを習った「ボールパーク」構想を掲げています。

球団として試合がある日に加え、商業施設や飲食店を誘致することで、球団としての収益の他にテナント収入も期待できることから、現在の札幌ドームを拠点にしていた時と比べて、収益が増やせることに期待できます。

また、公共交通機関は、札幌市営地下鉄真駒内駅から近く、集客の面でも有利な立地であるのも特徴です。

真駒内公園は26年冬季オリンピックの候補地としても上がる

真駒内公園は26年に開催を予定している冬季オリンピック・パラリンピックの会場候補地としても上がっています。五輪の開催地は正式に決まってはいませんが、国際オリンピック委員会(IOC)により正式に札幌市が候補地として決まっていることから、あらかじめ会場となる場所を確保しておく必要があります。

72年に開催された札幌オリンピックの競技場を活用した低コストな五輪としてPRしていく予定です。

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