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北海道猿払村のオホーツク海にある無人島が消失?海上保安庁が調査2019.09.24(火)

北海道猿払村のオホーツク海にある無人島「エサンベ鼻北小島」が消失した可能性があるとして、海上保安庁が正式調査を実施し、2019年9月24日に正式に消失したことを明らかにしました。

同島は、1987年の測量では平均海面1.4メートルの高さがあったとされていますが、近年地元の住民から島が見えなくなっているとの報告が相次いだことで海上保安庁は正式な調査に乗り出していました。

オホーツク海に存在する無人島「エサンベ鼻北小島」

エサンベ鼻北小島は北海道猿払村のオホーツク海に存在する無人島で、沖合よりおよそ500メートルのところに存在していました。

猿払村は北海道の北に位置する都市である稚内市の南に位置する村で、2019年9月時点における人口は2884人となっています。漁業と酪農が盛んで、ホタテの水揚げ地として、漁獲量は日本一を誇ります。

冒頭でも記載している通り、1987年の調査では海面より1.4メートルほどの高さがあり、島そのものは木といった植物は生えておらず、岩のみが海面から突き出た極小の島であったとしています。

島そのものは目視で確認できず正式に消失を発表

今回の住民の指摘で調査を開始した「エサンベ鼻北小島」については、海上保安庁が目視の他、水中音波探知機などを使用して調査を実施しました。しかしながら、調査した時点で目視での島の確認ができなかったことから2019年9月24日に正式に島が消失したと発表しました。

しかしながら、干潮時において低潮高地となる可能性もあることから、引き続き調査は実施していくとしています。

島消失で日本の領海が狭まる可能性も

今回、島が消失したことを受けて、完全に島がなくなった場合、日本の領海が狭まる可能性があるとしています。しかしながら、低潮高地としての基準を満たすことができれば、領海はそのまま維持できるとしています。

ただし、同島が完全に消失した場合においても北海道本土よりたったの500メートルの場所に位置していることから、日本の排他的経済水域の影響はまったく無いとしています。

今回、同島が消失した要因については明らかにされていませんが、雨水や流水などによって侵食したことで、少しずつ島が小さくなっていったのではないかと考えられています。

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