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北海道への体験移住の動きが広がる!2015年度は2800人へ2017.05.05(金)

北海道への体験移住の動きが広がっています。道では人口減少に悩む中で道経済を持続的に発展させていく上で新たな住民を呼び込むことは不可欠となりつつある状況である中で、体験移住を行うことで、多くの方々に北海道での生活を体験してもらい、本格的な移住につなげていきます。

2015年度は2800人、2006年から7倍へ!

北海道の各自治体が実施した体験移住は、道の調査によると2015年度の利用者は2800人で、昨年と比べて10.8%増加しているとのことです。

移住体験を利用した方の在住地域を見てみると、トップは首都圏在住者で43%を占めており、2位が関西在住者で21%、3位が中京圏で12%を占めています。

この企画がスタートした2006年度の利用者は417人で、この10年間で利用者数は7倍に増加している計算となります。2016年度に関しては、データが未だ公表されていないものの、受け入れ自治体が増えることから更なる伸びに期待できるとしています。

93の市町村が受け入れ、トップは釧路市

北海道体験移住を受け入れた市町村は93市町村で、受入数トップは釧路市となりました。

釧路市は、2015年度の受け入れ人数は455人となっており、5年連続でトップの座を維持しています。同市では2009年より移住体験企画を始めており、ホテルや交通事業者、不動産会社などが加盟する研究会を設立することで、一体となって体験移住プログラムを作成して、物件情報を提供するなどPRに励んでいます。

釧路市では、東京と比べて夏の気温が10度程度涼しいことが認知されており、7月から9月あたりの利用者が多いとのことで、年々夏の暑さが厳しくなる中で、夏場に過ごしやすい北海道に滞在したいといったニーズにも応えている側面も利用者増加に寄与していると考えられそうです。

各市町村では、生活に必要な家具や家電などを予め備えた一軒家やマンション、アパートなどを実際の賃貸料や宿泊料より割安で提供を行っており、体験移住の支援も手厚く行われています。

移住情報サイト「北海道で暮らそう!」で情報収集


http://www.kuraso-hokkaido.jp/

2016年3月20日の記事で紹介した、NPO法人「住んでみたい北海道推進会議」が提供の移住情報をまとめたホームページ「北海道移住まるごと情報サイト~SHIFT LIFE北海道~」は「北海道で暮らそう!」としてリニューアルを行い、各自治自体の移住情報を検索できる他、暮らしの情報、住まいの情報、仕事の情報、支援情報など、移住に必要な情報をトータル的に提供しています。

各市町村毎の体験移住などの情報や問い合わせ窓口も調べることができ、気になっている市町村に本格的に体験移住を行いたい場合も迅速に情報を集めることができるので参考にしてみるのも良いでしょう。

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