2018年も残すところ残り僅かとなりました。2018年は道内のみならず自然災害が各地で発生したほか、経済界などにおいても印象的なニュースや出来事が多く発生した年でもありました。
今回は2018年最後の記事となりますが、改めて年内に北海道内で起きた出来事を振り返りたいと思います。
2018年9月6日に「北海道胆振東部地震」が発生
2018年に北海道で起きた出来事の中で最も印象に残った出来事としては2018年9月6日に北海道南西部で震度7を観測した「北海道胆振東部地震」が発生したことです。
詳細は9月11日に記載しましたが、今回の地震において、苫東厚真発電所において需給バランスが崩れたことで道内全域が停電する「ブラックアウト」現象が生じました。また、全国的にも今年の夏は猛暑で西日本を中心に豪雨となったほか、大阪地方でも大きめの地震が発生しました。
北海道の観光産業を支える訪日外国人観光客が一時的に減少し、百貨店の売上が減少するなど経済活動にも影響を与えました。
国内では2011年3月11日の東日本大震災以降、防災意識は高まりつつありますが、道内企業においてもBCP(事業継続計画)を策定するなど、自然災害が発生してもその損害を最小限に抑え、事業を早期復旧し事業を継続できる対策が進みつつあります。
道内でも企業における人手不足による人材確保が進む
道内において2018年は人手不足が深刻化したことから、人手確保に向けて賃上げを行う、給与の見直しを行う企業も目立ちました。
7月18日の記事において道内人口が0.65%減少するなど少子高齢化が進んでいること加え、若年層が進学や就職を機会に道外へ転出してしまうなど、生産年齢人口が減少している課題があり、その影響が企業活動においても影響がではじめています。
8月14日と11月13日の記事でお伝えしたとおり、各企業では賃上げや給与の見直し、各種待遇を見直すなど人材を確保しつなぎとめる対策を講じる他、12月4日に記載した本州などでもUIターン転職を支援するなど、一度道外で出た人を呼び戻す動きも目立っています。
北海道命名150周年!
2018年は北海道においては、地震が発生したという印象が根強い年となってしまいましたが、明るいニュースとしては北海道が命名されて150周年となり、各地で記念イベントが行われたことです。
7月31日の記事で記載しましたが、2018年8月15日付けで「北海道」と命名されて150周年を迎えました。もともとは江戸時代に「蝦夷地」と呼ばれていましたが、明治以降日本政府が新たな名称を複数候補を上げ、これまで蝦夷地を探検してきた実績を生かして松浦武四郎氏によって「北海道」と名付けられました。
日本ハムファイターズの新球場の候補地決まる
プロ野球の日本ハムファイターズの新球場が北広島市に決定したことも地元にとってはとても明るいニュースとなりました。3月28日の記事で記載しましたが、これまで札幌ドームを拠点に活動していましたが、同球場は札幌市が出資した第三セクターが保有している関係上使用料の負担が重荷となっていました。
今回の球場は札幌市市内「真駒内公園」など4箇所で候補が挙げられていましたが、用地の広さと新千歳空港からのアクセスなどの理由で北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に決定しました。新球場では商業施設も兼ね備えることで、商業施設としてのテナント収入を得るなど収益を多角化も行います。