北洋銀行とECサイトの構築や運営支援を行っている株式会社Eストアー(東京都港区)は、道内企業のECサイト展開支援で業務提携を行ったことを明らかにしています。
インターネットが普及したことに加え、スマホの普及でいつでもどこでもインターネットを介して買い物ができるようになるなど、ECサイトの利用が増加する中で、これらに商機を見出す道内企業の経営をサポートし、地域経済の活性化につなげていきます。
道内企業にECサイトの展開で支援
北洋銀行とEストアーが業務提携を行い、道内企業に対して、インターネットを使った電子商取引(EC)サイトの構築の他、運営を支援を行います。
近年、ECサイトの利用が広がる中で自社で扱っている商品をインターネットを介して販売したいと考えている企業に対して、ECサイトの立ち上げから、その後の運営まで全面的にバックアップを行うことで、経営の改善につなげていきます。
ECサイトの立ち上げには興味があるが、ノウハウが不足していたり予算が限られているなどの理由で思いとどまる企業も多いと考えられる中、今後の商機を広げるためにも、ECサイトのノウハウを持つ企業と地銀が提携し経営をサポートすることは、地域活性化を目指す上では不可欠となりそうです。
EストアーはECサイト構築や運営支援に強みを持つ
株式会社Eストアーは、東京都港区に本社を置くECサイトシステムを手がけるIT企業で、1999年にレンタルサーバー事業とショッピングカート事業(ASP)を開始したのが始まりです。
ECサイトの構築や運営支援の他、ECサイトの制作・運営受託、マーケティング支援、コンサルティングなど、ECサイトの構築から運営、集客など幅広いノウハウを持っているのが強みです。
同社は東京証券取引所ジャスダックに上場しており、2017年3月期の売上高は47億7,500万円、純利益は2億8,500万円となっています。
ECサイトの市場規模は15.1兆円に拡大!
国内ECサイト市場規模推移(経済産業省のデータを基に筆者作成)
経済産業省によると、2016年度のECサイトの市場規模は、15.1兆円となったとしており、前年に比べて9.9%増加したとしています。
従来のECサイトを利用する媒体はパソコンが中心でしたが、今やスマートフォンが普及したことで、インターネットにアクセスがいつでもどこでも利用できる環境になったことから、それに比例してECサイトの利用も伸びていると考えられます。
今後は、インターネットを活用して地域情報の発信や商品の販売など、地域経済の活性化の取り組みではインターネットの活用は不可欠となりそうです。