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北海道在住者232人が「春の叙勲(じょくん)」を受章!2016.05.09(月)

2016年4月29日、平成28年春の叙勲(じょくん)の受章者が発表されました。北海道在住者からも、旭日章(きょくじつしょう)47人、瑞宝章(ずいほうしょう)185人と計232人が受章されました。

これは都道府県別でみると東京都に次いで二番目に多い人数となります。春の褒章(ほうしょう)も道内42人と1団体に贈られるなど、道内各地でお祝いモードに包まれています。

叙勲(じょくん)、褒章(ほうしょう)とは国家からの表彰制度

叙勲(じょくん)、褒章(ほうしょう)とは、国家又は公共に対して功労のある方や各分野で優れた行いのある方を国家として表彰するものです。その歴史は古代にまで遡り、近代国家となって明治8年の太政官布告によって制度化されて以来、今日まで続いています。

「叙勲」は社会全体や文化の発展に功労した方を称えるもの

叙勲にはいくつかの種類があり、国家又は公共に対して功労のある方のうち、著しい功績を挙げた方には「旭日賞(きょくじつしょう)」、公務等に長年にわたり従事された方には「瑞宝章(ずいほうしょう)」が贈られます。また、文化の発達に関して特に優れた功績のある方には「文化勲章(ぶんかくんしょう)」が贈られます。

また、叙勲は「大綬章(だいじゅしょう)」、「重光章(じゅうこうしょう)」、「中綬章(ちゅうじゅしょう)」、「小綬章(しょうじゅしょう)」、「双光章(そうこうしょう)」、「単光章(たんこうしょう)」と6段階に整理されています。

特定分野で大きな功労がある方には「褒章」を授与

褒章にも同じくいくつかの種類があり、農業、商業、工業などの業務に精励して他の模範となるような技術や事績を有する方に授与される「黄綬褒章(おうじゅほうしょう )」、会社経営などを通じて産業の振興に優れた業績を挙げた方に授与される「藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」があります

受章者のうち、大綬章は皇居の宮中で天皇陛下から親授、重光章は宮中で内閣総理大臣から伝達されます。中綬章等の受章者は各府省の大臣等から伝達されますが、いずれの場合も勲章を着用して配偶者同伴で天皇陛下に拝謁することが叶います。

北海道経済界からも多くの方が受章

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今回の春の叙勲では、函館の「南かやべ漁業協同組合」の組合長で「全国共済水産業協同組合連合会」の代表理事会長でもある鎌田光夫氏が水産業振興功労として「旭日中綬章」を受章されました。

また、「美唄商工会議所」会頭の岸本邦宏氏が産業振興功労として「旭日小綬章」、「北海道建設業協会」の元理事で岩内町の「株式会社草別組」の代表取締役会長である草別義昭氏が建設業振興功労として「旭日双光章」、「札幌市森林組合代表」の我満嘉明さんが林業振興功労として「旭日単光章」を受章されています。

褒章についても、札幌市の「株式会社シズナイロゴス」会長の伊藤昭人氏が自動車運送業の業務精励として「黄綬褒章」、「北海道商工会連合会」会長の荒尾孝司氏が中小企業振興功労功績として「藍綬褒章」を受章されました。

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