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転落事故多発中!気を付けよう!屋根の雪下ろし2015.01.27(火)

雪下ろし、本当に必要?

 屋根の雪下ろしでの転落事故が後を絶ちません。悲しい事故を起こさないためにも、もう一度、雪下ろしの必要性、注意点など考えてみましょう。
 雪が積もったからといって、安易に雪下ろしをするのは危険を伴います。一般的な家屋では、雪の重みによる屋根の変形や、扉の開閉ができなくなるなどの変化が起きていない場合は、雪下ろしを行わなくても大丈夫です。
 

雪下ろしを始める前に

images 気温が0℃以上の日光が照った日は、雪が融けて滑りやすく大変危険です。なるべく気温が低く、風の吹いていない日を選んで行いましょう。
 雪下ろしはなるべく一人だけで行わないようにしましょう。はしごを支えたり、道具を渡してもらったり、また万が一の時のためにも補助の人が必要です。
 始める前には、十分な装備や、雪を落とす場所を確保したり、安全に行える準備を整えます。
 自信が無い場合は、専門業者に頼んでしまうのも一つの方法です。
 

雪下ろしで注意すること

images1■屋根材は滑りやすい
実は北海道の家屋の屋根材は金属性で、雪が簡単に落ちるように表面が滑らかになっていることが多いので、もともと滑りやすいのです。特に濡れていると滑りやすいようです。少し雪を残しその上を歩くなど、屋根に直接乗らない工夫が必要です。

■勾配屋根は危険
 勾配のある屋根は勾配が大きいと、とても不安定で危険です。滑り落ちないよう十分な注意が必要です。
 平らな屋根は、比較的滑りにくいですが、雪が積もりやすく、雪庇もできやすいです。屋根の端や雪庇には近づかないようにしましょう。
 はしごを屋根に立て掛ける際は、はしごが倒れないようにする必要があります。

■低い屋根でも気を付ける
 物置や車庫など低い建物も、油断してしまうのでしょうか、事故件数が多くなっています。
 家屋と同様、屋根部分は滑りやすくなっているので、気を付けなければならないことに変わりありません。

 雪下ろしも雪国の宿命で、どうしても必要な場合は、命に関わることですので決して油断することのないようにお願いいたします。

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