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北海道新幹線が東京から函館間で来年春から3時間台で利用可能に!2018.11.20(火)

北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)は、2019年3月に実施を予定しているダイヤ改正において、東京駅から新函館北斗駅の移動時間を最短で3時間58分を実現できるように検討していることを明らかにしています。

青函トンネル内における走行速度制限によって所要時間が4時間を超えていたことから、今後の速達性が課題となっていましたが、目先の目標である3時間台を実現することで利用客への利便性向上を狙います。

現行の東京と新函館北斗間の異動距離4時間超え

2016年3月に開業した北海道新幹線ですが、これまで長年の夢であった本州と道を高速鉄道で結ぶことが実現したことで、函館地方においても観光客の増加など経済効果をもたらすようになりました。

2017年3月31日の記事にも記載しましたが、北海道新幹線が開業し本州と道が高速鉄道で結ばれたことによる経済効果は約200億円に登り函館地方における宿泊施設や観光施設の利用者数も14%増えています。

ただし、東京から函館間の移動時間は青函トンネルの速度制限によって4時間を超えることから、空路から鉄道利用を考慮する所要時間である3時間台で移動できることが課題となっていました。

青函トンネル内での安全性が取れたことで最高速度が160キロに!

東京から新函館北斗間の移動時間が4時間超えている理由としては、前章でもお伝えしたとおり青函トンネル内の速度制限によるものです。青函トンネルは既存の在来線と新幹線を併用する形となっており、在来線用の線路幅である狭軌に、新幹線用の線路幅である標準軌に対応すべく1本線路を増やすことで、在来線と新幹線の走行を可能としています。

青函トンネル内では旅客列車だけではなく、貨物列車も走行するため、新幹線と貨物列車がすれ違う際に風圧で貨物の荷崩れが発生する懸念があり、現行は新幹線の速度を最高140キロに制限していました。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施した青函トンネル内における速度引き上げ試験において160キロでの走行に安全性が確認できたことから、来年春のダイヤ改正に向けて速度引き上げを実施する方針となりました。

速度引き上げで東京から新函館北斗間は3分短縮の3時間58分へ!

今回青函トンネル内での160キロでの走行で安全性が確認できたことから、来年春のダイヤ改正で160キロでの走行が可能になれば、東京から新函館北斗間の移動時間は従来より3分短縮され3時間59分とギリギリ3時間台に収まることができます。

飛行機と鉄道の選択基準として4時間が目安とされていますが、新幹線で4時間下回ることができれば、首都圏から函館方面に向かう場合、飛行機から新幹線に切り替える方も増えていくことが予想されます。

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