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「ポケモンGO」は北海道経済にプラス効果となるか?2016.07.31(日)

7月22日に人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」が上陸しました。ポケモンGOは外出先で楽しめるゲームであることから、人々の外出を促すため経済効果も期待されています。あわせて、地方の活力にもつながるとの期待の声も聞かれています。

今回は、ポケモンGOが北海道経済にとってプラス効果につながるのか、事例とともに紹介します。

ポケモンGOとは?

ポケモンGOは、iOSとAndroidを搭載したスマートフォンでプレイするゲームアプリで、拡張現実(AR)とGPS技術を活用し、外出先でポケモンを捕まえ、育てていくというゲームです。

従来のスマートフォンゲームとは異なり、スマートフォン単体で完結するものではなく、外出先でポケモンを探し回るというコンセプトのため、このゲームをきっかけに外出する方が増え、小売業や飲食業界など消費活動が活発になることで、経済効果に期待が寄せられています。

そのため、人々が外出する機会が増えることから、地方創生のきっかけとなることも言われています。

鳥取砂丘を「スナホ・ゲーム解放区」宣言で観光誘致

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鳥取県の「スナホ・ゲーム解放区」宣言

ポケモンGOで地方経済を活性化する動きも見られています。鳥取県では、鳥取砂丘内に大量のポケストップとポケモン同士が対戦するためのジムが存在し、ポケモンも大量に存在することから、「スナホ・ゲーム解放区」と宣言し観光誘致を行っています。

ポケモンGOは、外出先でポケモンを捕まえるとうコンセプトであることから、都会の街中や駅は人通りが多く、電車や車など交通量も多いことから、プレイに夢中になり事故に巻き込まれるケースも報じられています。しかしながら、鳥取砂丘では、こららの障害物がなく思い切ってプレイできることをメリットとしてあげています。

海外の事例では、アメリカ合衆国アーカンソー州のクリスタル・ブリッジズ美術館にポケモンやポケストップが多く存在していたことから、公式サイトで広くアピールして話題を呼んでいます。

首都圏と地方ではポケモンの出現数に格差が

鳥取県の例のように地方活性化に上手く活用する動きが見られますが、課題としては、首都圏と地方ではポケモンの出現数やポケストップの数に格差が存在することです。

そのため、すべての地域がポケモンGOの恩恵を受けることは現状では難しいと考えられますが、観光地や一定の人通りが確保できる地域ではポケモンやポケストップの存在をあらかじめ調べておき、地域のホームページで掲載を行う、ポケモンGOユーザーに対して店舗や飲食店では、ゲームに関連したメニューや施策、割引を実施するなど、工夫次第で上手く観光誘致ができる可能性もありそうです。

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