最近北海道で最も注目されているスポットは、美瑛町にある『青い池』ではないでしょうか。
2012年にアップル社が壁紙として採用したことから次第にインターネットを中心にその人気が高まってきたようで、神秘的な景観と、謎めいた水の色。各旅行メディの北海道ランキングでも常に上位に入り続けていることからもその人気が窺えます。
というわけで、今回は青い池の秘密について迫りたいと思います。いやはや、本当に一回ぐらいは行ってみたいですね。
■白金青い池
十勝連峰の合間に生まれた青い池の人気は
インターネットを中心に集まっているようです。
たしかに、雄大な山々の間にこんな青くて綺麗な池があったら誰でも見にいきたくなりますよね。
しかしそれにしても、なんでこの池はこんなに青いのでしょう?
■青い池の秘密
白金青い池のある美瑛町観光サイトによれば、この池の秘密は次の様なものだそうです。
青く見えるのは、十勝岳中腹を源とする硫黄沢川からアルミニウムを含んだ水が流れとしらひげの滝の麓を流れる美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイドが生成されているためと言われています。
ゆっくり巡るには、ぜひ美瑛に泊まって早朝からスタートするのがオススメです。
※昭和63年12月に十勝岳が噴火後、北海道開発局は火山災害から美瑛町を守るため、火山泥流を貯める施設として、早期に工事の完成が可能なコンクリートブロックによる、えん堤が平成元年6月に着手され、同年の12月に完成、その結果、ブロックえん堤に水が溜まり、いつの頃からか、「青い池」とよばれるように。
※太陽からの光が水中のコロイド粒子と衝突し、色々な方向に散乱され、コロイド粒子が、光の散乱を促し、波長の短い青い光が散乱されやすいため、その光が私たちの目に届き、青く見えると言われております。
しかし、どうやら水が青くなるのはコロイドのせいではないか?という仮説が持ちだされているだけで、青くみえる本当に理由と原因についてはまだまだ調査中の段階なのだとか。本当に不思議な池なんですね。
また、面白い逸話としては、この池は実は1988年に噴火した十勝岳の災害を防ぐために作られた堤防の一つに自然と水がたまったものなんだそうです。
そう、実はこの美しい水は、人間が作った堤防に偶然水がたまったものなんですって。びっくりですね。
そのため、池の中には沢山の立木が並んでおり、カラマツ、白樺などが水没しているので、完全にダムと化しているみたいです。
それにしても、この美しい池がまさか人間と自然が生み出した偶然の産物だったとは。
それこそまさに奇跡みたいな事がおきて出来た池なんですね。ほんとうに素晴らしいです。
■アクセス
住所:北海道上川郡美瑛町白金
徒歩で向かわれる方は、ビルケの森インフォメーションセンターから青い池までおよそ2Kメートルほどあり、徒歩であれば、片道およそ30分ほどで到着します。
この池にいくまでには国道に平行する形で遊歩道が続いているので、美しい景色をみながらウォーキングが楽しめるでしょう。
また、近くにはトイレがないので、近くのインフォメーションセンターでトイレを済ませておくことをお勧めします。
しかし、これだけ有名になった美瑛の青い池ですが、じつは意外と北海道民はこの池の存在を知らない人が多いみたいですね。でも、やっぱりせっかく北海道に住んでいるのですから、是非とも一度ぐらいは見て置くべきかもしれません。今週末のお出かけスポットとして、是非とも青い池にいってみることをお勧めします。