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北海道B級グルメ戦争!五稜郭の守護神『やきとり弁当』とは?2015.05.30(土)

B級グルメとは、もはやただのグルメではありません。

B級と言われるだけのチープさを兼ね備えながら、地域の特色を生かした変わり種であり、その背には人口減少が叫ばれる地方自治体の期待を一身に背負っているのです。

そして今やB級グルメ戦争は道内で激化の一途を見せており、すでに戦国時代に突入していると言ってよいでしょう。

その様な状態だからこそ、今回ご紹介させて戴くのは北海道で昔から愛されてきた安定感抜群のB級グルメを紹介したいと思います。

■ハセガワストアー『やきとり弁当』

函館名物として名高いハセガワストアーの『やきとり弁当』北海道民ならだれもが知っているB級グルメでしょう。10.1019hasesuto3

甘い垂れが絡まった焼き立てのやきとりに、ほかほかのご飯をがっつり合わせたお弁当は一度食べたら病みつきになります。

ちなみに、以前北海道外の人間に北海道のB級グルメについて質問した事ですが、その時の回答は以下の通り。
『北海道といえば、スープカレーに焼き鳥ドンに旭川ラーメンに札幌ラーメンでしょ?』

そうなんです。以前は『全国になりました!』と言われていた焼き鳥弁当なんですが、は北海道内では、実情はまるでメジャーではなく、道外では殆どの人が未だ存在すら知らないのです。

■やきとり弁当の魅力

やきとり弁当の魅力は、なんといっても焼き立てのやきとりをお弁当に使う点でしょう。20090206222846
函館周辺にあるローカルチェーン店『ハセガワストアー』(通称ハセスト)でやきとり弁当を注文すると、そのあと整理番号が渡されて、そこからやきとりが焼かれはじめます。こんなサービスをしている店は、日本全国を見てもハセストだけなのではないでしょうか?

そして焼かれる焼き鳥ですが、じつは鶏肉ではなく豚肉です。
函館では昔から鶏肉も豚肉も同じく『やきとり』と呼んでいるため、『豚精弁当』とは誰も呼ばなかったみたいですね。
そして、焼けたのやきとりを甘いタレに潜らせるのですが、このタレがまたたまらない───普通の焼き鳥タレより甘めに出来ているのは、きっとご飯との相性を考えた結果でしょう。垂れをくぐらせてゴハンに乗せられたやきとり弁当を見てテンションが上がらない人なんて居ません。

さらに、タレ以外にも塩、塩ダレ、美味辛いタレ(おすすめ)と、お好みに合わせて味を変化させられる嬉しいサービスもあります。

■ハセストの魅力

函館限定で展開する超ローカルチェーン店『ハセガワストアー』の魅力は焼き鳥弁当だけではなく、実は店内にはその他にも色々な惣菜や、その惣菜を使ったお弁当がところせましと置かれいるのです。hasegawa_store0

そう、なぜならハセストは『コンビニエンスストア』であり、惣菜だけではなく、食品、日用品や雑貨、その他地元の名産品などを売っているのです。

まさかご当地グルメの販売店がコンビニだったなんて、誰も予想できなかったでしょう。
そのお店の独特さもあり、函館にあるご当地バーガー『ラッキー・ピエロ』と並んで知名度を上げてきました。

ちなみに、最近になって北海道最大のローカルコンビニエンスストア『セイコーマート』との共同経営が発表され、一部の店舗でやきとり弁当が食べられるサービスがはじまりました。

私は石狩新港のセイコーマートでやきとり弁当と出会いましたが、たしかに美味しいものの、やっぱりハセストのやきとりとは何か違う気がしてしまい、改めて函館まで足を運んだほどのやきとり弁当ファンです。

ちなみに、ハセガワストアーは『ハセスト』とりゃくせますが、やきとり弁当を略して『やき弁』と呼ぶことはありません。これは、同じく北海道で有名なカップやきそばと名称がかぶってしまうからでしょう。ややこしいですね。

■まとめ

ハセストのやきとり弁当の記事を書いていたら、なんだか今からやきとり弁当が食べたくてしょうがなくなってきました。
今週末函館に用事があるかたは、ぜひハセガワストアーへ行って、できたてのやきとり弁当を平らげてきましょう!

場所:ハセガワストアー(函館市内各店)
値段:445円~

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