北海道に住んでいると当たり前すぎて疑問に思わない事でも、他県からみたら疑問符一杯になってしまう北海道。
しかし、そこにあるのが当たり前な北海道民からしても
「そういえば、なんでこんなものがあるんだろう……」
と、改めて首を捻らざる負えないモノもあるでしょう。
そこで、今回は北海道の不思議な当たり前を徹底解剖!
他県の人に質問された時に困らないためにも、是非ご一読を。
■雄大な景色を邪魔する謎の物体
こちらの写真に写っている柵の様なものですが、北海道民なら誰もが見た事があるでしょうし、この名前すら興味も無い人が多いかもしれません。
しかし、内地(北海道外)の人はこの柵を知りませんし、せかっく北海道の雄大な大地を見たいのに、この柵のせいで景色が見えない。なんでこんなものがあるのか?と疑問でならない代物なんです。
ちなみに、この柵の名前は『防雪柵(ぼうせつさく)』といいます。
これは地吹雪によるホワイトアウトを防ぐための柵で、こうして道路の脇を柵で追おうと、吹雪で道路の視界が悪くなるのを防げるのです。
柵は道路の左側、右側にあったりしますが、それは吹雪の方向が地形によって変えてあるからなんです。
■停止線の看板への感謝を忘れる
車を走らせていると、至るところに青色の看板に『停止線』と書いてありますが、北海道民にはおなじみのこれも、実は本州ではほとんど見かけないのです。
それもそのはず、この停止線は雪で道路がうもれて停止線が見えなくなるので、その代わりとして付けられているだけ。本州の東北地方には存在しますが、関東から南に行くほど看板が消えていってしまうのです。
■つぶつぶの桜餅
北海道のスーパーでみかけるつぶつぶの桜餅ですが、実は本州のスーパーにある桜餅は写真の右側の様になっています。
このため、本州からやってきた人が北海度の桜餅を見ると、なぜこんなにツブツブしているのかと気になってしょうがないとか。
ただし、関西地方の人間だけが北海道に来ても「あーこれこれ」といって、つぶつぶの桜餅を当たり前の様に食べ始めます。
それもそのはず。実は北海道の桜餅は関西の職人が海を渡って北海道に伝えてきているからなのです。
ただ、関東風のさくら餅も北海道に伝わっているのですが、なぜかこちらは流行しなかった様子です。
■街中にある例のボックス
街中にある緑や赤の謎のボックス。北海道ではお馴染の代物ですが、本州の交差点にはないので、冬以外にやってくる人はさっぱり理由がわかりません。
しかし、冬の北海道に来ればその理由も即解決。このボックスの中には滑り止め様の砂が入っており、この砂を捲く姿を見る事ができます。
■普通じゃないかぼちゃのお汁粉
北海道民でお汁粉といえば、なぜかかぼちゃが入ったお汁粉が出てきますが、これが当たり前だと思っているのは北海道民だけです。
なぜ北海道でだけかぼちゃのお汁粉が広まっているのかというと、実は昔の北海道はあまりに気候が寒過ぎたせいか、もち米がまったく育たず、餅は相当な高級品だったのです。
そこで、餅の代わりにかぼちゃを使う料理が考案され、それが北海道中に広まったのだとか。
ちなみに、北海道名物の『いも餅』も同様に、もち米が取れなかったのが原因で生まれたそうです。
■「なまってないっしょ!」発言
北海道は他の都道府県との交流が少ないせかい、自分がなまっている事にまったく気が付いて居ない人が大勢いるので、なまっている事を指摘すると「なまってないっしょー!」と言ってくるので、何のジョークなのか本気なのか解らない人も多いんだとか。
特に、語尾に「~しょ!』や、「わやだわ!」という言葉を標準語と思っている人が居るのですが、すいません、やっぱりそれはなまってます。
■北海道にはまだまだ不思議がいっぱい!
これ以外にも、本州の人たちが思わず首をかしげてしまう様な事が北海道には沢山あります。道外へのアピール策として北海道の暮らしやライフスタイルの謎をさらに深く探求してみるのも面白いかもしれません。