札幌すすきの中心的な商業施設であった「ススキノラフィラ」の跡地の開発概要が決まりました。同施設は2020年5月に老朽化による建て替えのため閉店しましたが、その後は、東急不動産やセブン&アイグループを中心に複合型商業施設として開発を行い、イトーヨーカドーの他、ホテルや映画館が入居予定となっています。
5月に閉店したススキノラフィラ跡地に複合型商業施設を開発
札幌の繁華街であるすすきのを代表する商業施設であるススキノラフィラが2020年5月に閉店しました。
2019年10月22日に紹介したとおり、ススキノラフィラは建物の老朽化に伴い建て替えの必要性が生じたことから、現行の商業施設を閉店し、建物を建て替えた上で新たな商業施設として開発を行います。
ススキノラフィラは、これまでセブン&アイグループの総合スーパーであるイトーヨーカドーを中心に110点のお店が入居していました。一方で、取り壊し後の具体的な活用方法については、商業施設を再建設すること以外は決定しておらず、具体的な動向が注目されていました。
新複合型商業施設はヨーカドーの他、ホテルや映画館が入居!
建て替えられた後の新複合型商業施設は、これまでの主力テナントであったイトーヨーカドーが引き続き入居する他、東急系のホテル、複合映画館(シネマコンプレックス)TOHOシネマズが入居する予定となっています。
建物の構成としては地下から下層階はイトーヨーカドーを中心とした複合施設、中層階にTOHOシネマズ、上層階に東急ホテルズが入居するとしています。
現在のすすきのには、大型の映画館がなかったこともあり、買い物以外の娯楽が楽しめる場所が新たに誕生することになります。
新複合型商業施設は2023年秋に開業予定!
ススキノラフィラ跡地に開発を行う新複合型商業施設は、2023年秋に開業を予定しているとしています。
現行の建物は2020年末に取り壊しを行い、2~3年をかけて新たな建物を建設していく予定です。再開発事業については、札幌すすきの駅前複合開発計画(仮)の名称で事業をすすめ、イトーヨーカドーの他、竹中工務店、アインファマシーズ、キタデン、東急不動産が共同で出資して開発を進めていきます。
新たな商業施設の開業で、新たなスポットとして注目されると同時に、すすきのの更なる活性化につながることに期待できそうです。