音楽と映像、ITを融合し新産業の創出を目的に毎年開催されているビジネスコンベンション「No Maps」が10月に開催されます。今年は、従来の札幌国際短編映画祭と音楽イベントに加え、起業家を支援する取り組みが強化されます。
札幌市内各地で2017年10月5~15日に開催
No Mapsは、昨年の2016年7月29日の記事で紹介していますが、札幌市内のIT企業や北海道、札幌市、北海道大学が実行委員会を構成し、札幌国際短編映画祭を中心に、国内外のアーティストがライブを行う音楽イベント、最先端のITを活用したインタラクティブと3つのテーマで行うビジネスコンベンションです。
今年は、本格開催となり2017年10月5日から15日の10日間にわたり開催されます。会場は札幌駅前地下歩行空間やACU-A・ACU-Y、わくわくホリデーホール、札幌プラザ、さっぽろテレビ塔など札幌市内中心部を広域的に活用します。
昨年の来場者数はは約2万7000人となりました。
カンファレンステーマは人工知能(AI)、IoT、ブロックチェーンなど
今年のビジネスカンファレンスのテーマとして、「人工知能(AI)」やあらゆるものがインターネットにつながる「IoT」、「ブロックチェーン」、「シェアリングエコノミー」、「デジタルマーケティング」、「地方創生」、「農業×IT」でこれらを活用して新しい時代を切り開くためのアイディアを議論します。
少子高齢化などで地方の人口が減少する中、地域経済を先端技術を活用してどの様に支えていくのか考え、社会問題解決への切り口となり、地域経済への活性化および新たな産業の育成につなげます。
起業家支援「ピッチコンテスト」
起業家支援については、ビジネスプランを披露する「ピッチコンテスト」を開催します。
ピッチコンテストは経済産業省や総務省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催となり、研究開発型ベンチャーを志す道内、国内の起業家が、投資家、成功を納めた起業家の前でビジネスプランをプレゼンテーションを行います。
優勝すると、東京で開催される全国規模のピッチコンテストへの参加券が付与されます。
最先端技術を活用したアイデア紹介「トレードショー」
札幌駅前地下歩行空間では、最先端のIT技術を活用した研究開発やサービスなどを紹介する「トレードショー」を行います。
実際に、自社で研究開発を行っているIT技術を活用した新たなサービスやソリューションを、1日に5万人以上の人々が通行する地下歩行空間を活用することで、多くの方にPRできる他、ビジネスカンファレンスと同時開催になることで、新たな取引先の開拓など事業展開の拡大にも寄与しそうです。