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北海道企業へ積極的に支援する日本政策投資銀行の融資状況2016.02.05(金)

昨年12月、日本政策投資銀行が釧路市の三ツ輪運輸に対して、「DBJ BCM格付」と「地域元気プログラム」の両方に基づく融資を実行しました。日本政策投資銀行では、地域の強みや潜在力を活かした成長を応援しており、三ツ輪運輸の他にも様々な北海道企業の支援を積極的に行っています。今回は北海道を拠点に事業を展開している企業への融資状況を紹介します。

日本政策投資銀行とは?

日本政策投資銀行は政府系金融機関のひとつであり、中長期的な視点に立った融資を行っています。今回の三ツ輪運輸に対する融資も「DBJ BCM格付」と「地域元気プログラム」に基づいて行われています。
 
「DBJ BCM格付」とは、企業の防災・事業継続への取組を評価し、その評価に応じて融資条件を決定するものです。また、「地域元気プログラム」とは、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しすることを主眼に置いたものです。このように、地域経済の活性化など、政策性が高い事業を支援するための融資が多いのも特徴です。

三ツ輪運輸への融資決定により食のバリューチェーン強化を期待

三ツ輪運輸は、釧路市に本社を構える運送会社です。昭和6年創業の老舗企業であり、本拠地である釧路港の港湾機能の整備拡充と港湾作業の省力化に積極的に取り組んでいます。
 
今回の日本政策投資銀行からの融資決定の際にも、グループネットワークを活用した燃料・資材の調達体制や人的ネットワークを通じた有事の事業継続能力が高く評価されました。加えて、同社の畜産業向け飼料の供給安定化・効率化に向けた取組は、オール北海道で進められている食の高付加価値化に資するものとして「地域元気プログラム」の対象にも認定されています。
 
同社が日本政策投資銀行からの融資を受けられたことにより、北海道の食のバリューチェーン強化が一層進んでいくことが期待できます。
 

北海道の強みを活かした成長を資金面からサポート

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三ツ輪運輸も認定された「地域元気プログラム」ですが、日本政策投資銀行北海道支店では、「北海道の成長を牽引する食のバリューチェーン強化」「北海道の魅力を高める観光産業の発展」「北海道の持続的成長を支える環境・インフラの構築」と三つのプログラムを用意しています。
 
今回の三ツ輪運輸のような食の高付加価値化につながる取組の他にも、観光産業のビジネスモデル高度化や再生可能エネルギーなども対象となりますので、地域経済の活性化を目指す道内企業にとって心強い存在になっています。
 

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