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千歳市の風物詩「ヒメマス」の販路拡大の取り組みを紹介2016.06.14(火)

千歳市の初夏の風物詩であり、地域資源でもある支笏湖のヒメマスですが、最近になって初夏のヒメマス漁シーズン以外の季節でも販路拡大を目指す動きが相次いでいます。今回は、ヒメマスの販路拡大の取り組みを紹介します。
 

ヒメマスは千歳市にとって重要な地域資源

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支笏湖(出典:PhotoAP)
 
ヒメマスは千歳市にとって重要な地域資源であり、その始まりは百年以上前にまでさかのぼります。
 
支笏湖は火山の噴火に伴う陥没によってできたカルデラ湖であり、元々は魚の少ない湖でした。そこから、川の流れによってアメマスやカジカが移り住むようになり、明治27年には阿寒湖から支笏湖へのヒメマスの移植が始まったことによって漁場としての発展を遂げました。これが、北海道におけるサケ・マス類の本格的な増殖事業の始まりとも言われています。
 
過剰な釣獲や病気によって生息数が激減した時期もありましたが、平成19年には支笏湖でのヒメマス漁業を管理する支笏湖漁業協同組合も設立されて稚魚の放流などが行われたこともあり、現在では持続的な漁業が可能となっています。支笏湖周辺にはヒメマス料理を名物とする旅館や飲食店も現れており、千歳市の観光産業を側面から支えています。
 

ヒメマスの通年提供に道筋

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ヒメマスの急速冷凍イメージ写真(出典:PhotoAP)
 
千歳市に観光客を呼び込むためのツールとして一役買っているヒメマスですが、漁業資源保護の観点から、支笏湖でのヒメマス釣りは毎年6月から8月の間に限定されています。もちろん、このヒメマス釣りシーズンの間だけでも観光効果は十分に大きなものですが、周辺の旅館や飲食店からは通年提供を求める声も多いのが現状でした。
 
このような声を受けて、支笏湖漁業協同組合では、国の地方創生交付金も活用して2015年にヒメマスを急速冷凍させて鮮度を保つ急速冷凍設備を導入し、高品質のヒメマスを通年で提供できる体制を構築しました。
 
すでに冷凍ヒメマスの出荷も始まっており、道内の飲食店からも生のヒメマスと比較して遜色ない味との評価を得ています。各年の漁獲量によって流通量・価格が変動してしまうのは課題ですが、今後の販路拡大に期待が集まります。
 

ヒメマスを原材料にした魚醤も登場

刺身、天ぷらにして食べても美味しいヒメマスですが、これを特産品にまで育てあげていこうという動きも目立ち始めています。
 
支笏湖漁業協同組合に加えて千歳市内の商工業者によって「支笏湖産ヒメマスによる支笏湖名産品づくりワーキンググループ」も立ち上げられましたが、ここでの議論をもとに新たな特産品として、採卵後のヒメマス親魚を使用した魚醤「姫しずく」が開発されました。今年の4月から販売開始されており、早くも好評を集めています。
 

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