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道内地銀2行が2017年3月期の決算発表、マイナス金利政策で収益厳しく2017.05.16(火)

道内を地盤に展開している北洋銀行と北海道銀行の2行が2017年3月期の決算発表を行いました。北洋銀行の純利益は167億円となり前年同期比7%減、北海道銀行の純利益は109億円となり、前年同期比19%減となりました。

マイナス金利政策により利息収入が減少する中、本業による収益が上げにくい状況なっていることが浮き彫りとなりました。

北洋銀行の実質業務純益は141億円

北洋銀行が2017年5月12日に発表した2017年3月期の決算発表では、本業の儲けを示す実質業務純益は141億円となり、前年同期と比べて41%減少しました。最終的に手元に残る純利益は167億円となり、前年同期比7%減少しました。

今回の収益減少の影響として、2016年2月に実施した日銀のマイナス金利政策により、利息収入が減少したことにあります。その影響で、2018年3月期の決算予想では、純利益を今期より28%減の120億円としています。

北海道銀行の実質業務純益は177億円

北海道銀行が2017年5月11日に発表した2017年3月期の決算発表では、本業の設けである実質業務純益が177億円となり、前年同期比31%減少しました。合わせて、単体の純利益が19%減の109億円となりました。

北海道銀行についても、マイナス金利政策の影響と3月末に投資信託を売却したことで有価証券による利息収入が減ったことが収益が減少した形となったとしています。

2018年3月期の決算予想もマイナス金利による影響を織り込んで、税引き利益を100億円と8%減としています。

中小企業や地方公共団体、個人向けローンが伸びる

道内地銀2行はマイナス金利政策による影響で収益が減少する形となったものの、両銀行の貸出金残高は増えています。特に、中小企業や地方公共団体、個人向けローンなどが増えており、その中でも、農業や観光、医療分野への融資が増えています。道内経済の回復に伴って設備投資などで資金需要や北海道新幹線開業や延長や訪日外国人観光客などの増加を見込み事業拡大の需要が高まっていることが伺えます。

北洋銀行の貸出金残高は、過去最高となる6兆1088億円となり、中小企業向けの貸出金残高は2017年3月末時点で2%増加しています。一方で、北海道銀行の貸出金残高も最高水準となり、3兆3207億円となり、前期末と比べて3%増加しています。

両銀行では、貸出金残高は伸びるなか人件費などが上昇するなど経費率が上昇傾向にあることも課題としており、利息収入が厳しくなる中、従業員の配置転換や物件費を減らすなど経費削減に取り組み利益を少しでも確保する取り組みが急務となりそうです。

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